認知症の症状→実行機能障害、感情表現の変化

          実行機能障害とは

健康な人は頭の中で計画を立て、ふいに予想外の出来事が起きても
適切な処理ができます。認知症になると計画を立てたり、段取りを
することが出来なくなり、日常生活に支障をきたす場合があります。

計画→段取りが難しい

例えば、スーパーでわかめを見てみそ汁を作ろうと
思ったら「家に豆腐があったから一緒に入れよう」と
考えて買い物をします。

          
実行機能障害がおきると・・・
     ⇓⇓

家にある豆腐の存在を忘れているので
豆腐もわかめも買ってしまう。

食事の準備をする時は買ってきた
わかめも豆腐も忘れて、冷蔵庫の中にある
別の食材でみそ汁を作ります。

このような事の繰り返しで
冷蔵庫の中に豆腐が大量にある状態に!

  ⇒ 同じ食材が大量に冷蔵庫にたまりだしたら
   注意して行動等を見守ることが大切です。

保持している能力を活用出来るような見守りを!

家事をする時などそばで見守り、声掛けする人がいれば
食事の用意などもできます。

    「今日は豆腐とわかめのみそ汁作るんだよね?」
    「お米は●合とぐと丁度いいよね」
    「そろそろ炊飯器のスィッチ入れようか?」・・・

など、そばで声を掛けをするなどの支えがあれば、
認知症の人にも食事の準備も可能です。

     感情表現の変化など

記憶障害、見当識障害、理解判断の障害の為
周囲からの情報や刺激にないして正当な判断が
出来なることがあります。

認知症になるとその場の状況が読めなくなる。

認知症の人は周囲の人が予測できない
感情の反応を示すことがあります

 人のちょっとした発言が自分の悪口に聞こえて
 怒り出したりすることもあります。

周囲の人が認知症の人の行動の特徴と分かっていれば、
本人にとっては自然な感情表現だという事を理解することが大切です。

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