認知症の基礎知識
現在は認知症と言われる脳の高度な機能の低下は、かつては痴呆症と言われていました。
人格ではなく記憶や判断力の低下が主体ですので2004年から呼び改められています。
ほかに低下する機能は見当識障害(時間、場所、人がわからない)や
失行(手順や捨てる物がわからない)などがあり中核症状といいます。
妄想、不安、抑鬱、睡眠障害、徘徊などは周辺症状といいます。
ただの物忘れとの違いは名前などが思い出せないだけではなく
エピソードそのものが抜け落ちる傾向がある点です。
認知症の有病率は65歳以上の15%にものぼります。